雪解け潤う

【雪解け潤う】
人の背丈をも越える分厚い雪板が割れ、命を育む水が音を立て走りだす。黒々した茂みから勢いよく芽吹く新緑。
北アルプスの大自然は、遅い春の目覚めを一気に取り戻すかのように夏を目指して駆け抜ける。
梅雨明け直前は舞台準備の総仕上げ。わずかな雪渓のみが厳しい冬の名残りを記すものとなる。

関連作品

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。