錦繍くるむ

【錦繍くるむ】
錦の彩りをくるみ込む雲の流れ。凛とした空気が飛沫を漂わせ雫をもたらしていく。白い静寂の中、冷えた頬に滴る水を拭いながら、雲のヴェールが開くまでじっと待った。
鳥達のさえずりが合図だ。差し込む光を浴び、幾多もの極彩色が煌びやかに浮かびあがる。再び白い静寂に戻っていくまでの儚い時、一瞬の至宝を楽しんだ。

関連作品

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。